アクロとスクルとしーちゃんが綴る、波乱万丈毎日がドタバタなMapleStoryの物語。


by mar_cancion

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すると、ああ・・・なるほど・・・といいながら、ハインズ様がすっと目の前に降りて来た

「それならクエストクリアじゃな・・・ほれ少し力をやろう・・・ゲームの世界なら”経験地”とでも言う力をな・・・」

 そういってハインズは両手を向き合わせ、なにやら手のひらの間に、キラキラと光る小さな光の球を作った。そして光の球を徐々に大きくしていき、しまい目にはクラルをも包むぐらいの大きさになった。
 光に包まれたクラルは何か力と知識が少しずつあふれるような感覚に浸ってそれと同時に球はクラルを中心に小さくなっていった。そしてついには消えてしまった。

 「ほれ、コレで完全にクエストクリアじゃ。ところでそなたは魔法使いになりたかったんじゃな?どれ、一つ力を見てみよう・・・」
 今度はクラルの額に手を当てて何やら探っている様子にクラルは何をされているか分からずに戸惑う。
 「これこれ、そんなに不安にならなくても・・・といってもまぁ無理もない、普通は不安になるかな?ほれ、そんなことを行ってるうちに、よし・・・おわったぞ」
 うーん・・・と頭を悩ませるハインズに、自分は魔法使いの素質がないのでは?と、また不安を覚えるクラル。
 「これこれ、そんなに不安がることはないといったじゃろう。お嬢さんはまだ少々戦いの経験が少ないな…これでは魔法使いになったあとも苦労するじゃろう…。」

 少しの間沈黙が流れ、クラルはやっぱり無理だったのかなぁ…と、諦めかけたころ、ハインズが手をポンっと打った。
 「そうじゃな、お嬢さんはまだ経験が足りないだけじゃし、このあたりにいる『スルラ』という、緑色のモンスターを10匹くらい退治してきてごらん?さすれば経験も力もついて、立派な魔法使いになれるじゃろ。」
 「ほ、本当ですか!?私も魔法使いになれるんですか!?」
 諦めかけただけあって、クラルの驚きようはすごかった。ハインズもそこまで驚くとは思っていなかったのか少しびっくりしているようだった。

 「ハインズ様…私がんばります!頑張って魔法使いになります!」

 そういってクラルは魔法図書館を後にした。
 
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by mar_cancion | 2005-12-30 14:37 | 別作
 クラルは息をのみ、古そうな図書館の重々しい扉を開けるとほこりっぽい空気が漂っていた。
中に入ると、目の前には、この町を支えているツルが、この図書館の中央にも生えていた。
 しばらくすると、上のほうからクラルにたずねるような声が聞こえた。

 ―魔法使いになりたいなら私に話しかけなさい―

声といっていいものなのかはわからなかったが、不思議と良く聞こえた。
f0001552_23463930.jpg クラルはふと上を見上げるとそこには一人のおじいさんがいた。でも一目見ただけで普通のおじいさんじゃないことは、魔法使いのことを何も知らないクラルにも理解できた

 クラルは思い切って話しかけた。
 「すいませんが、あなたが『ハインズ』さんですか?」
 言った後に『しまった、様をつけるべきだったかな?』などと気楽なようだった。

 「いかにも…私がハインズですが…何かごようかな?お嬢さん」
 クラルは、予想していたよりもずっとやさしい対応に少しびっくりした。なぜなら、クラルのイメージの中にも一般の人同様、『魔法使い=イジワル魔女』のようなイメージが少なからずあったからである。勿論自分はそうならない!と意気込み魔法使いを目指していたわけだが。

 「えっと…『クン』さんのクエストで、『ハインズ』さんのところに行けって言われたんですけど…」
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by mar_cancion | 2005-12-21 23:45 | 別作
 クラルはツルやはしごの歩きにくい道をどんどん上っていった。
 途中で上っていたツルが切れて落ちたこともあったが、それでもクラルはめげずに上り続けた。
 上っていくことに周りの民家は徐々に少なくなってきて、下を見下ろせば地面が植物や民家で見えなかった、植物の間から届いてくる木漏れ日はあるものの、その光景は『緑色の奈落』とでもいえる。
 そして霧のようなものが架かり、息苦しいぐらいの高さまできたとき、大きな一つの建物が見えた。
出ていた看板に書かれた文字には「魔法図書館」と書いてあった。

 ―家は知らないけど、ハインズ様なら、この町の一番上にある図書館にいるわ―

 …ここだ…さっきの人の話が本当なら、ここに行けばクンさんのクエストがおわる…それに、魔法使いにも、もうすぐなれる…!
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by mar_cancion | 2005-12-17 09:57 | 別作