小さな記憶
2008年 03月 21日
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今回はスクルが考えた
ミケ・ツヴェvsアクロの小説の続きを
非公開でUPします^^;
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ミケの分身が一斉にアクロめがけて飛び掛る。
「…いやぁッ!」
身を縮め息を詰まらせる、そのときアクロが何かを思い出したかのように、一瞬ひるんだったのだ。
「!?」
しかし、アクロは目をキッとさせ、再び元のアクロに戻ってしまった。
だが、たった一瞬のアクロの異変にもミケは気づいてしまった。
今のアクロの様子…なんかおかしい!
昔、シーブースかけたってあんなに怖がるどころか笑ってテレポートで逃げてたのに…
もしかして、拉致されるときのことを体が覚えていたのか…?
「俺もミケに見習って、分身でも作るかな?
―・・・いくぜっ!シャドーパートナァァァッ!!」
そういって、考えこむミケをよそにツヴェは青い石を出したかと思うと、いきなり背後に黒い魔法陣のようなものが浮かび、それともに文字通り、ツヴェールのそのものの”影”が具現化されたのであった。
「なにさ?そのスキル…」
「おいおい…同じ盗賊なんだから、ミケぐらいには知っておいてほしかったなぁ…」
そういい苦笑いな様子のツヴェ、
ミケは専門が違うんだから仕方ないでしょと悔しそうな顔。
「このスキルは、俺自身の”影”に意思を持たせて、俺の攻撃を助けてくれるんだ。もっともコイツ自身は影だから、攻撃を受けないし、影だから俺とまったく同じ行動をとる…。」
「つ・ま・り、攻撃力が二倍になるってこと?」
大体の効果が理解出来たのか、話に割ってはいる。
「・・・大体そういうことだ、俺が攻撃受けたら影も攻撃を受けるけどな。」
「あー。」
そういって、少し目線をそらす。
「…ってことはツヴェへのツッコミも2倍必要なのね?あぁ、なんて面倒なスキル」
『大きなお世話だ!』
そのツヴェの突っ込みと、出来立ての分身の突っ込みがまったく一緒の動きをしたのはいうまでもない。
by mar_cancion
| 2008-03-21 03:53
| スクルファー