アクロとスクルとしーちゃんが綴る、波乱万丈毎日がドタバタなMapleStoryの物語。


by mar_cancion

迫りくる白の恐怖

「さてと……逃げますか…っと。」
妙に落ち着いた口調のユエ
しかし、事態は雪崩発生と言った緊急事態

あおぼーはまだ状況を信じられず、すくるにいたっては身動きさえとれないほどに固まって、ユエの肩に担がれていた。

「…そういや俺、マスカットすきなんだよね♪」
「ユエ兄ぃ!そんなこといってる場合!?」

いつもならすくるの突っ込むところなのだが、当の本人はもはや「すくる」ではなく「するめ」に近い放心して約立たず状態だった。

「あおぼー。」
「…何!?」

唐突な呼び掛けに、の今度はいったいなんなんだという剣幕なあおぼー。


「…コレやっぱ邪魔だわ♪」

そういってユエはニッコリと微笑んだ。







少し考えた後、大体何が言いたいのかが想像できたあおぼーは大きく息を吐き、すぅ…っとすいこんだ。

「すくる姉ちゃん起きてぇ―――っ!!」

シャウト同様おもいっきり大声ですくるを起こす…すくるはというと、ビクッと体を震わせて目を醒ました
「お早うございます、お嬢様☆」
ユエは相変わらず笑顔で、何を考えているかわからない。

「ぅわわ…っ!」

すくるは自分のおかれている状況を把握したかとおもうと肩の上でジタバタと暴れた

「ユエ…っ!いややっ降ろしてぇ!」
「…おふせのままに♪」
「むぎゃ…っ!?」

そういったかというと、笑顔を絶やすことなく…
いや。むしろ顔を輝かせて支えていた手をパッと離しすくるを雪へと沈めた。

「―――#★%*Ж!?」

もはや声にもならない叫びをあげて、身を縮めこんだ。
急いで身を起こしたかと思うと顔を真っ赤にして猛講義をした

「ちょ・・・!この服装で雪の中に落とすとか信じられん!!」
「離せっていったのはすくるサンですが…なにか?」
そういって満足気な笑顔を浮かべるユエに対してスクルはというと、声を詰まらせて悔しそうににらんでいた。

「ユエのろくでなしっ!えーもん、ウチにはこの技があるし…”ヒール””ディスペル”ー!!」

うわ、ずりぃとつぶやくユエのとなりではあおぼーが何かいいたそうにしている
「2人ともそんな子といってる場合じゃないー!!」


…そう、すっかり忘れられていた事実。
”雪崩”はすぐそこまで近づいていたのだ


「あーあ。」

あきらめたような声をあげつつも全速で走るユエ

「ユエにーちゃんのばかぁぁ――っ!!」
相変わらずの大声で叫ぶのは、今にもおいていかれそうなあおぼー。

「にぎゃぁぁぁぁあっ!?今日一体何回目ぇぇ!?」
そういいつも魔法使い特有スキル”テレポート”で一番前を行くのはスクルだった。


――しかし、どんなにはやく移動しようと雪崩の速度に敵うはずもなく、3人はあっけなく雪の下敷きになるのであった。
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by mar_cancion | 2007-02-23 10:09 | スクルファー