アクロとスクルとしーちゃんが綴る、波乱万丈毎日がドタバタなMapleStoryの物語。


by mar_cancion

雨のなかの3人

一方、様子を見ていたスクル・ミケ・りあの三人組は、りあの発明品でアクロが捕まった事を知り、おそらく一本縄では行かないだろうと想定した。
3人はヘネシス狩場の小屋の中で雨をしのぎつつ、アクロ奪還のための準備をしていた。



 「こーら!スクル。そんな装備じゃすぐにやられちゃうって、ほらモップはおいていきなさい!」
 話が進むに連れ、いつのまにか打ち解けた3人。
 中でも一番しっかりしているミケが指揮をとって準備を進めていく。スクルもいつもの服とは違って、戦闘準備を(リアの指示で嫌々ながら)整えた。
  「でも…んじゃもって行ってええ?装備しないから、ね?」
 しかしながら、モップだけはどうしても譲れないのか、往生際の悪いスクルにミケもしぶしぶ“持って行くだけなら”と了承をしてしまったのだった。
 「じゃぁ、スクルはこれを着てと…うんちょーどいいわね」
 そういって着せられたのは、リキュールという黒いワンピースにセラフィスという帽子、ペナンスという手袋に新たな武器のソンズという長い棒だった。
 棒を持たせるにあたってミケはわかっているだろうが、相手がこの“ぽけぽけしたスクル”ということで、万が一知らなかった時の事も考慮し、説明する。
 「いい?これで魔法をつかうのよ?そのほうがモップよりスキルを発動させやすいからね?」
 ミケは少しでも闘いやすいようにとスクルの三つ編みを解き、ポニーテール状に束ねながら話をする。それを聞いてスクルは“はーい”との素直な返事。この返事からは、使い方を知っていたのか、知らなかったのかは判断はつかなかった。
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 スクルはというと武器や装備、自前の褐色の肌や髪のおかげで聖魔というのに全身真っ黒だった。
 『黒い聖魔』ねぇ…と、心のなかでひそかにつぶやくミケ
 「よし…スクルの準備完了、りあー!…ってアンタ、今度はなにつくってるのよ?」
 ミケがスクルの準備を終えてふとりあの方に目をやると、りあはりあでは何か小さなものを作っていた。
 りあはさっきのミケの言葉が聞こえていたのか、きこえていなかったのか「気ーにしーないー♪」との返事、横ではスクルがまた歌を歌いつつ小屋の隙間から、近くにあった小枝でデンデンをつついて遊んでいた。

 2人のあまりにもの緊張感のなさにミケが大きくため息をついたのは、アクロがさらわれたのが発覚してから小2時間たった位の雨の中ことだった。
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by mar_cancion | 2006-04-04 13:21 | スクルファー